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森絵都さんの「つきのふね」を読みました。文庫ではなく単行本です。
描かれているのは中学生と青年の心のゆらぎ、闇、葛藤と児童文学作家の方が書いているとは思えないほど深い内容です。
この本を読んでみようと思ったのは東大生だけが知っている「やる気スイッチ」の魔法に載っていたからです。
別に勉強法がどうというものでもなく、作品名だけが出て来ただけで感想が載っているわけでもなかったのですがなんとなく「東大受ける人が読む本ってどんな本なんだろう?」っていう好奇心で(笑)
読んでみたら想像以上に刺さって(笑)
メインの登場人物は中学生なので中高生が読んでもいいと思うけど、絶対に大人の方が刺さります。たぶん!
つきのふねのあらすじ。ネタバレあり。
ちょっとだけネタバレを含むのでご注意ください
登場人物
- さくら(主人公)
- 勝田くん
- 智さん
- 梨利
- へび店長
- ツユキさん
※さくらと梨利と勝田くんは同級生です。
さくらと梨利は中学2年生で親友だった。二人はあることで仲たがいし、ギクシャクした関係に。
さくらと梨利が仲たがいしたきっかけの出来事のときにさくらと智さんが出会う。智さんは24歳だがさくらと智さんは友達になる。智さんはみんなを救う宇宙船の設計図を書き続けていた・・・。
さくらと梨利を仲直りさせようとする勝田くんも智さんと親しくなるが、智さんの精神の闇はさらに深くなっていき梨利とさくらの関係も・・・。
最後は智さんを救うために全員で奮闘してまさかの結末。
ざっくりこんな感じです
中学生のゆらぎまくった気持ちや、心の病を抱えたひとと周りのひとの葛藤、正直不登校界隈のママにはすっごく刺さると思います。
みつばに刺さった言葉をいくつか紹介します。
自分だけがひとりだと思うなよ!
あたしはちゃんとした高校生になれるのかな。ちゃんとした大人になれるのかな。ちゃんと生きていけるのかな。
あいまいにおかしい
人間、よくなるよりも悪くなるほうがらく
3時間もあれば読めると思うので、時間をとって読んでみてほしいです。
中学生の青春ストーリーなんて軽いものではなく、重いです!わりと!
わりとなんて表現じゃ済まないくらい重いです( ̄▽ ̄;)
わが子のゆらぎに寄り添えるかも
読みながらハッとさせられる箇所がいくらかありました。
こんなに不安定とかあります?って思ったりもするけど、不登校のことも少し出てきます。
気づきというよりは、「ハッとさせられる」の方が正解に近い気がします。
この本のジャンルが児童書っぽいのが驚きですが、児童文学の賞を取っているようです。
つきのふねの著者・森絵都さんのプロフィール
1968年東京都生まれ。
第31階講談社児童文学新人賞受賞作「リズム」でデビュー。
「リズム」で第2回椋鳩十児童文学賞受賞。
「宇宙のみなしご」で第33回野間児童文学新人賞・第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞。
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」で第20回路傍の石文学賞。
森絵都さんの作品
まとめ
前半ではあまりグイグイ引き込まれる感じはしなかったのですが、後半すっごい勢いで引き込まれました(笑)。
後半はハッとさせられっぱなしで、ハラハラしますが最後は
良かった良かった
で終われて
ああ良かったぁあああ(T_T)
でホッとできます。
読み終わるころには宇宙人なのか?と感じるわが子に読み終わる前よりは寄り添えるかもしれません。
ぜひ読んでみてくださいね。
不登校の子のケア、いつもお疲れさまです。全不登校ママたち。
ママも疲れてしまう時ありますよね。
気分転換も、ときには必要です。
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