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わが子が不登校で通信制高校への進学・転学も検討していると、全日制高校と通信制高校の本当のところの違いって気になりませんか?
中学生だと、まず全日制に受かるのかどうかっていう問題もありますが。
ざっくりとですが、まとめてみます。
【全日制高校の卒業要件】まず学年制か単位制か
一般的に全日制高校は学年制を採用しているところが多いかと思います。
全日制に入ったけど通信制に変わる理由の一つとして
進級できるか厳しくなった。つまり、(通うことがむずかしく)留年するのならば通信制に入りなおす
これが圧倒的に多いのかと。
なぜ、この留年云云かんぬんが出てくるのかと言うと、これこそが学年制だからってことなんですね。
全日制の進級要件には、ほぼほぼの学校が
- 出席日数
- 出席時数
というものがあります。
多いのは、必要な出席日数は全体の出席すべき日数のうち三分の二以上の印象です。必要な出席時数もそれぞれの科目で出席すべき時間数のうち三分の二以上。
で、これを毎年。
みつばの知識だと「三分の二以上のところが多い」ですが、もしかしたら学校によってはもっと厳しいところも厳しくないところもあるのかもしれません。これは通っている学校に確認される方がいいと思います。
たとえば一週間に2時間ある科目があるとして一年の間に学校がある週が60週ならば、(計算を簡単にするために実際とは全く違う数字です)
- 2×60=120
- 120÷3=40
41回授業を休むと、要件を満たさないということになります。(三分の二以上が要件の場合)
おそらくですが学校によって内規規定というものがあり、実際は教室で授業を受けていなくても別室登校でも出席とみなしてもらえる学校も少数あります。入学前にこれを確認するのはお勧めしませんが(おそらく前向きな評価はされないので)、全日制高校に入学したあとに行けなくなったら相談してみるといいかもしれません。
ただし、これに該当するとしても学校の方から積極的に教えてくれるとは限らないです。なぜなら、学校は教室にもどれるならその方がいいと考えるだろうからです。長女の学校でも内規規定について学校からお話しがあったのは、3学期入ってからだったと思います。(それまで、ドキドキしていました(笑)最初に聞いた説明だと、教室で授業受けないとダメって話でした)
みつばの知る限り、公立は難しいと思います。あるなら、私立かと。
※出席時数は内規規定で配慮してもらえても、出席日数の配慮はわかりません。(学校に確認が必須です)
学年制だと、出席日数をクリアすることと定期テストの点数を一定ライン以上取ることが必要になります。
つまり、赤点を取らないということです。
赤点の条件というか、進級に必要な点数の条件というのは学校によって違うようなので在籍している学校の基準がどうなのか確認する必要があります。
赤点を取ったとして救済措置がどのようなものがあるかというのも学校によって違うと思うので、確認するしかないですね。
出席日数も出席時数もどちらも同じように大切です。
一番危ないのが、月曜日の一時間目の科目で例えば毎週遅刻して2時間目からしか受けてなくてしかも週に一時間しかない科目だったとしたら・・・最短で1学期の終わりには一つの科目を落とす可能性が高いです。このタイミングで通信制に変わるという子もいるのではないでしょうか。
とにかく学校によって対応が全然違います。すごく手厚くしてくれる学校もあれば、そうでもない学校もあります。
入学できても通えなくなったら、まずはしっかり学校と相談することをおすすめします。
単位制は学年はあってないようなもの?
全日制高校と通信制高校の違いで一番大きなことは、通信制高校の場合は学年制ではなく単位制を採用している学校が多いことです。(学年制の通信制高校もあるらしいので、受験前に確認しましょう)
単位制の場合は、卒業要件が単位数で決まります。
全日制と同じように、最短3年で卒業することも可能です。単位さえ取れれば。
通信制高校を卒業するのに必要な単位は74単位です。
途中で編入したとしても残りの期間でこの74単位に到達できれば同級生と同じタイミングで卒業できるってワケです。
全日制の場合は1年生でこれだけやらないといけない、2年生でこれだけと期間と内容が決まっているのでここをクリアできないと留年になりますが、単位制の場合は極端な話1年目で単位取れてなくても残りの2年で74単位取れれば卒業できるということ。(これが可能かどうかはまた違う問題ではありますが、仕組みはそういうことです)
この1年目に単位とれなくて残りの2年で一気にとるやり方は通信制高校によってできる学校とできない学校があるようです。1年間に取れる単位の上限が決まっている学校もあるみたいです。全日制高校から通信制高校に変わって同級生と同じタイミングで卒業したい!という希望がある場合は早めに動いて通信制高校と相談したり要件を確認する必要があります。
カリキュラムも学校によって違うし、登校頻度もそれぞれです。
単位制だと、学年は実際はありません。何年生という概念は本来ないんです。
学年がないので、当然留年という概念もないです。学年はないけど、便宜上何年生という言い方をする通信制高校もあります。
通信制高校は在籍できる年数が決まっている学校もあります。これを超えてしまうと、退学になってしまいます。在籍年数に上限がない学校もあります。
通信制高校の卒業要件は
74単位取る(必修科目を含む)
まず↑で書いたように、74単位取ること。これです。
で、この単位をとるために
- レポート提出
- スクーリング
- 単位認定試験で合格
こういったものが必要になります。
通信制高校も週に5日通うスタイルの学校もあるし、週に1日から始める学校もあります。
オンラインコースでほとんど通学がないコースがある学校もあります。
スクーリングとは面接授業のことで、通信制高校は自学自習がメインになりますが基本的にスクーリングは必須だと思います。スクーリングが必要な科目はスクーリングを受けないと単位が取れません。
たとえば地方の学校だと、スクーリングを受けるために都市部の学校に行かなければならなかったりします。学校によって違うので、説明会で聞いてみたりしてしっかり確認しておくことをおすすめします。
3年間以上在籍する
単位を取るだけではなく、必要な在籍年数があって最低3年間の在籍が卒業要件です。
3年間と言っても、最初から通信制高校に通っていたのではなく別の学校から転入した場合前の学校の在籍期間も含まれます
特別活動必要単位を取る(30単位以上)
これは74単位とは別です。
特別活動とは、ホームルームや体育祭などの授業以外の学校行事のことを指します。
- 入学式
- ホームルーム
- 体育祭
- 文化祭
- 修学旅行
- 清掃活動
などですね。
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全日制高校と通信制高校の卒業要件まとめ
全日制高校と通信制高校の卒業要件についてまとめましたが、いかがでしたか?
親世代からするとあまりなじみがない通信制高校だけど、実はメリットもたくさん。
- 通うこと自体がしんどくても自分のペースで学ぶことができる
- いろいろな立場の人が集まり、多様性がある
全日制ばかりが選択肢ではないと、子ども自身が思えるといいですね。
参考にしてもらえたら嬉しいです
不登校の子のケア、いつもお疲れさまです。全不登校ママたち。
ママも疲れてしまう時ありますよね。
気分転換も、ときには必要です。
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